■Web3メディア「LIGHT HOUSE MEDIA」で生成AI動画制作領域パートナーのスムージースタジオさんとのインタビュー対談記事が公開

 

Discordを活用した企業のコミュニティ支援を担うシンセカイテクノロジーズが運営する、「Bridge to Web3」をテーマに、身近なビジネスにおいてのWeb3・Discord・コミュニティの活用事例や、トレンドのNFTプロジェクトやクリエイターへのインタビュー連載、リアルイベントのレポート記事など様々なカテゴリにて情報を発信しているビジネスパーソン向けWeb3メディア【LIGHT HOUSE MEDIA】とWonder.3のタイアップ連載新企画。

KDDIオープンイノベーションプログラム<KDDI∞Labo>を通じて出会い、業務提携・共創を行っているスムージースタジオさんの対談記事前編をお届けします。

 


◆LIGHT HOUSE MEDIA記事連載

スムージースタジオの挑戦:前編『生成AI動画が変える映像制作とは』

https://light-house-media.xyz/posts/axO2fpVj

 

LIGHT HOUSE MEDIAでの掲載と同内容を転載しております。

ぜひご覧いただけますと幸いです。

 


 

次世代マーケティングエージェントユニット「Wonder.3」がお届けする連載企画。

今回は、生成AI動画制作領域においてお取り組みをさせていただいているスムージースタジオさんとの対談形式でお届けします。

1. 対談メンバー紹介

インタビュイー :株式会社スムージースタジオ CEO高橋 大河

 

インタビュイー :株式会社スムージースタジオ CDO 堀 友美

 

インタビュワー:Wonder.3 BIZENニキ

 


BIZENニキ:本日は、スムージースタジオの代表である高橋さんと、CDOを務める堀さんにお越しいただきました。Wonder.3との対談にご参加いただきありがとうございます。12月3日、スムージースタジオさんと戦略的業務提携を行い、生成AI領域での協力を進めています。本日はその背景や未来について伺いたいと思います。

高橋・堀:よろしくお願いします。

BIZENニキ:それでは、まずお二人の自己紹介からお願いします。それぞれの経歴や、スムージースタジオ設立の背景についてもお聞かせください。

高橋:私はスムージースタジオの代表を務めています高橋大河と申します。会社を設立したのは約1年半前で、設立当初は少人数でのスタートでしたが、順調に弊社の規模も拡大し、今ではチームを組んでプロジェクトを進めていく体制が整いました。当社は、生成AIを活用した動画制作と業務向けAIサービスの提供を主な事業として展開しています。

設立のきっかけは、大学時代の友人たちと一緒にAI技術を使った面白いものを作りたいという思いからでした。最初は趣味の延長のような形で始まりましたが、実際に社会で求められる価値を生み出すことを目指し、法人化に踏み切りました。

:私は堀友美と申します。スムージースタジオではCDO(Chief Design Officer)としてデザイン全般を担当しています。特にUI/UXデザインや動画制作プロジェクトをリードしており、AI技術を活用した新しい表現方法を模索しています。

もともとは高橋さんと同じ大学のラボに所属しており、その時にAI技術に触れる機会がありました。私自身、高校時代からゲーム制作やデザインに興味があり、その経験を活かしてスムージースタジオに参画しました。

BIZENニキ:お二人とも大学時代からのつながりがあったのですね。その後、実際にビジネスとして形にするまでのプロセスをもう少し詳しく教えていただけますか?

高橋:最初はAIを使った面白いサービスやゲームを作るイベントに参加したことがきっかけです。その中で現在のCTOと出会い、共同でAIキャラクターを使ったゲームを制作するプロジェクトを進めたところ、非常に良い反応をいただきました。

ただ、ゲーム業界は競争が激しく資金面の課題もあったため、ゲーム開発から方向転換し生成AIを使った社会的に意義のあるプロダクトを生み出す方向へシフトチェンジして走り出しました。今思うと、イベント終了後わずか2週間で法人化に至ったのは、自分たちの目指す方向性に確信が持てたからなのだろうと思います。

:そのスピード感には驚きました。私自身、デザインや制作物に対する高橋たちの情熱に感化され、参画を決意しました。

ミッションに込めた思い:「AIで世界中の今をスムーズに」

BIZENニキ:スムージースタジオのミッション「AIで世界中の今をスムーズに」には、どのような思いが込められているのでしょうか?

高橋:「スムージースタジオ」という社名には、スムーズさ、つまり滑らかさを持ってチームの力を最大限に引き出し、価値を創出するという思いが込められています。AI技術は複雑なプロセスを簡素化し、効率を高める一方で、チーム間の連携やコミュニケーションのスムーズさも重要です。その両方を実現することが私たちのミッションの核心にあります。

:デザインの観点からも、このミッションには共感しています。デザインというのは単に見た目を美しくするだけでなく、使う人にとって「スムーズ」な体験を提供することが大切です。その考え方をスムージースタジオのプロダクトに反映させることで、クライアントにもその価値を感じていただけるよう努めています。

ただ、初めのうちはミッションについて深く考える時間もあまりなく、社内にミッションが浸透するほどの温度感の高いものではなかったような気がしています。

BIZENニキ:最初は漠然としたビジョンだったとのことですが、どのようにして具体的な形に落とし込んでいったのですか?

高橋:最初の頃は「スムージー」という名前の語感からスタートしましたが、メンバー間で議論を重ねる中で、チーム全体が納得できるミッションに仕上がりました。1年ほど経った頃には、クライアントや市場の反応を踏まえて、私たちの目指す方向性がより明確になりました。

:名前に込められた意味をデザイン面で具現化することで、社内外へのメッセージ性も高まりました。このプロセス自体が、私たちが目指す「スムーズさ」を体現していると感じますし、私たちがお客様に提供するサービスでお客様のビジネスもよりスムーズに進めていただけるのではないかと思っています。

「スピードと品質の両立」生成AIのメリット・デメリット

BIZENニキ:ここまで、創業のきっかけをお伺いしてきましたが、Wonder.3と業務提携を結んでリリースを発信した生成AIを活用した動画制作についてお伺いしたいと思います。生成AIを活用した動画というものはどういうものなのでしょうか?

高橋:通常の撮影では表現するのが難しいビジュアルや面白さを追求することで、今までにみたことのない新規性の高い動画を制作できるのが生成AIを活用した動画の特徴です。予算的・技術的に諦めざるを得なかった表現も生成AIを活用することによって実現可能性が高まるというのは、何に動画を活用したいかに関わらずお喜びの声をいただけることではないかなと思います。

BIZENニキ:実際に撮影をするとなると色々な制限が生まれることは致し方ないことですが、それが従来の動画制作のデメリットと言えますよね。では、生成AIを活用する際の具体的なメリットについて教えていただけますか?

高橋:生成AIの導入により、動画制作の工程を大幅に効率化できるのがやはり大きなポイントです。従来必要だったキャスティングやロケーション手配、長時間の編集作業などを削減できるため、制作スピードが飛躍的に向上します。また、クライアントからのフィードバックに対する修正対応も迅速化されます。

:ただし、品質の観点ではAIだけでは不十分な場合もあります。特に細部の表現やクライアントの意図を反映する作業には、デザイナーの目と手が必要です。そのため、私たちは「創造性あふれるAI」と「品質担保のためにAIディレクションをする人間」のコラボレーションを重視しています。

BIZENニキ:逆に、生成AIの課題やデメリットはありますか?

高橋:一つの課題は、先ほど堀からもあったように、AIが生成した素材のクオリティをいかに担保するか、それを動画に落とし込むことができるかです。現在の技術では、複雑な動きや感情表現が求められるシーンでは、生成AIが完全に対応しきれない場合があります。また、AIが生成する成果物に対して過度な期待を抱かれるケースもあり、事前にできることとできないことを明確に説明する必要があります。

:さらに、AIが生成した映像は一見完璧に見えることがありますが、微妙なニュアンスを補完するためには人間のクリエイティビティが欠かせません。価値を最大化するためのパートナーとして生成AIを活用する意識が重要です。

BIZENニキ:万能なわけではく活用の仕方が大事だということですね。Wonder.3ではユニット立ち上げ当初からAI連携のクリエイティブ制作・動画制作領域におけるパートナーを探していました。今ではスムージースタジオさんを含むいつくかの会社さんと提携させていただいていて、ダイレクトマーケティングにて活用するバナー制作やCRM施策におけるAIチャットボットなどを展開しているのですが、どれも我々人間がAIの力にどのような意味づけをして活用するか、AIが抽出したものをディレクションできるかがとても重要だと日々感じています。

高品質を実現するAIの活用の秘訣とは

BIZENニキ:人間のクリエイティビティで微妙なニュアンスを補完することが重要だというお話しでしたが、スムージースタジオさんが高品質を実現する秘訣について教えてください。

高橋:秘訣の一つは、AIを単なる効率化ツールとして活用するのではなく、プロセス全体に統合し価値を最大化する意識で活用することです。AIが生成した素材を堀のチームが精査し、最終的な調整を加えることでクオリティを最大化しています。また、クライアントとの綿密なコミュニケーションを通じて、ニーズを正確に把握し、期待を超える成果物を提供することを心がけています。

:デザインの観点からは、AIが生成した素材をベースに人間の手で磨きをかける工程を大切にしています。実際に大型スポーツイベントである「Yogibo presents 超RIZIN.3」では選手入場の際に使用する映像制作をさせていただき、生成AIによる動画の抽出と私たちのチームでの調整作業をすることで、撮影するには難しく費用もかなりかかってしまうようなクオリティの映像をお出しすることができたと思っています。

BIZENニキ:ありがとうございました!次回は、生成AI動画のこれからとWonder.3との提携における今後の構想などについてお話をお伺いできればと思います。

 

株式会社スムージースタジオについて

株式会社スムージースタジオは、「AIで世界中の今をスムーズに」をミッションに掲げ、業務アシスタントとしてのAI利用を特別なことではなく、一般的なものへと変化させるべくサービを提供しています。

日常業務から専門業務までワンストップで効率化するAIソリューションプラットフォーム『Universal AI』や、依頼事項に応じた生成AI開発、生成AI動画などのサービスを提供しています。

会社HP:https://smoothiestudio.co.jp/

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