■Web3メディア「LIGHT HOUSE MEDIA」で生成AI動画制作領域パートナーのスムージースタジオさんとのインタビュー対談記事が公開
Discordを活用した企業のコミュニティ支援を担うシンセカイテクノロジーズが運営する、「Bridge to Web3」をテーマに、身近なビジネスにおいてのWeb3・Discord・コミュニティの活用事例や、トレンドのNFTプロジェクトやクリエイターへのインタビュー連載、リアルイベントのレポート記事など様々なカテゴリにて情報を発信しているビジネスパーソン向けWeb3メディア【LIGHT HOUSE MEDIA】とWonder.3のタイアップ連載新企画。
KDDIオープンイノベーションプログラム<KDDI∞Labo>を通じて出会い、業務提携・共創を行っているスムージースタジオさんの対談記事後編をお届けします。
◆LIGHT HOUSE MEDIA記事連載
スムージースタジオの挑戦:後編『生成AI動画の未来とは』
https://light-house-media.xyz/posts/-jN-0GzB
LIGHT HOUSE MEDIAでの掲載と同内容を転載しております。
ぜひご覧いただけますと幸いです。
次世代マーケティングエージェントユニット「Wonder.3」がお届けする連載企画。
今回は、生成AI動画制作領域においてお取り組みをさせていただいているスムージースタジオさんとの対談形式でお届けします。
1. 対談メンバー紹介
インタビュイー :株式会社スムージースタジオ CEO高橋 大河

インタビュイー :株式会社スムージースタジオ CDO 堀 友美

インタビュワー:Wonder.3 BIZENニキ

BIZENニキ:改めて、スムージースタジオの高橋さんと堀さんにお話を伺います。前編では生成AI動画の現状や取り組みについて詳しくお話しいただきましたが、後編では未来の可能性について深掘りしたいと思います。よろしくお願いします。
高橋・堀:よろしくお願いします。
「共創が生む新価値」生成AI動画のこれから
BIZENニキ:前回、クリエイティビティの融合で今まで以上に幅広く高品質な表現ができるようになるというお話をしていただきました。生成AI動画がこれからどのように進化して新しい価値を生み出し、影響を及ぼしていくとお考えですか?
高橋:生成AIは、従来のクリエイティブ制作に新しい選択肢を提供します。特にマーケティング分野では、AIを活用することでターゲットに合わせてパーソナライズされたコンテンツの制作が容易になります。また、制作プロセスが効率化されることで、これまでリソースが限られていた小規模事業者でも高品質な映像を施策の中で活用できる『フレンドリーイノベーション』なものになっていくと考えています。

堀:ただし、単に効率化やコスト削減を目指したイノベーションではなく、AIが生み出す新しい表現の可能性に注目していくことが生成AI動画の進化には重要だと考えています。AIを活用することで、人間だけでは思いつかないような独創的なデザインや演出が可能となり、マーケティング施策のみならず事業全体に対しても影響を与える可能性も大いに考えられるはずです。人間に得意な分野があるようにAIにも得意な分野があるので、人間とAIによる「共創」を通じてあらゆる企業活動をスムーズにしていくことが私たちの次なる目標です。
BIZENニキ:AIと人間の「共創」がどのように動画制作を変革していくのか。非常に興味深いなと感じるとともに、一緒に変革を起こしていくパートナーとして非常にワクワクします。得意先様の宣伝部長・マーケティング部長とAIについてすることが多いのですが、生成AI導入のポイントとして<効率化の為の検討でない><クリエィティブクオリティがアップデートするツール>ということが共通項として出てきます。Wonder.3としてもスムージーさんと共に、『生成AIだから・・・』というような既成概念は捨て、質の高いクオリティを追求する姿勢で臨みたいところです。
Wonder.3との提携で実現する次世代マーケティング
BIZENニキ:そんな変革前夜の生成AI動画制作事業を展開していく中で、Wonder.3と提携することになった経緯とこれからの構想についてお伺いしてもよろしいですか?
高橋:Wonder.3さんとの提携はKDDIオープンイノベーションプラグラム<KDDI∞Labo>の紹介がきっかけで実現しました。信頼できるパートナーと協業することで、生成AI動画の可能性をさらに広げることができると考えていました。Wonder.3はWeb3文脈における広告・PR・インフルエンサーマーケティングを主軸としたユニットで企業の課題に合わせた戦略プランニングに長けているので、AIを活用した広告制作や新しいプロモーション手法の開発を進めるにあたって非常に信頼できるパートナーだと思い提携させていただくことになりました。
BIZENニキ:そういう風に言っていただけてありがたい限りです!広告・PRなどはもちろんですが、実はWonder.3では、VTuber事業も手がけています。プロモーション以外の分野における生成AI動画活用についてはどのようにお考えでしょうか。
堀: スムージースタジオとしてもVTuberや3DCGなどの分野での新しいクリエイティブの創造に関心を持っています。プロモーションに活用する動画制作に留まらず、エンターテインメント分野においても生成AIを活用した動画は大きな可能性を秘めていると思います。提携を通じて、これらの分野における新しい価値提供についても模索していきたいと考えています。

BIZENニキ:具体的にはどのようなプロジェクトが進行しているのでしょうか?
堀:生成AIによるプロモーション動画のカスタマイズ事例も進行中です。これにより、クライアントが顧客層に合った映像を迅速に提供できるようになり、新しいマーケティング戦略が生まれつつあります。
BIZENニキ:非常に先進的ですね。この提携を通じて、スムージースタジオが次に目指すビジョンは何でしょうか?
高橋:私たちは、生成AIを活用してさらに多くの業界に新しい価値を提供したいと考えています。広告業界だけでなく、エンターテインメント、教育、など、さまざまな分野において革新的な映像ソリューションを提供することを目標としています。
生成AI動画が切り拓く映像制作の次なるステージ
BIZENニキ:生成AI動画が映像制作業界にどのような影響を与えると考えていますか?
高橋:AIは、映像制作の敷居を下げるだけでなく、クリエイティブの幅を大きく広げる可能性があります。ただし、それを最大限活用するためには、人間の感性と技術が欠かせません。AIはあくまでツールであり、最終的な成果物の質を決定するのは人間の力だと考えています。
堀:また、AIの進化に伴い、これまでの常識では考えられなかった新しい映像表現が可能になると思います。例えば、予め大量のパターンの動画を生成しておき、視聴者の年齢層・地域・性別などの属性に対して、最も効果の高い映像を表示するなどです。私たちもAI動画の最前線で新しい挑戦を続けていきたいです。
高橋:加えてAIと同時に発展を続けてきているブロックチェーン技術の活用という点もこれからさらに重要視されることになると思っています。生成AIを活用することによって、短期間でクオリティの高い動画制作をできるようになってきていますが、一方で著作者の権利を守ることもこれまで以上に重要になってくると考えています。そのうえで、ブロックチェーンのような技術は一つの解決策として、データの出自を示しコピーを防ぎつつ、世の中に動画を広げていく手段となる可能性があると考えています。なので、生成AIを活用したマーケティングソリューションを展開していく上で、Web3領域についても常に目を光らせる必要があるとと感じています。
BIZENニキ:それぞれの視聴者に合わせて、同じフォーマットで複数の動画を作れるとなると、マーケティング戦略から変わってきそうですね。ブロックチェーン技術を活用する重要性が高まるという点においてはその通りだと思います。実際に生成AIを活用したクリエイティブ制作の提案を行う際に、得意先の担当者が気にするのは生成されるものが著作権的に安心なのかどうか、という点が大きいと感じています。その意味でも、生成AIの領域とブロックチェーンなどのWeb3領域は切って離すことができない関係なのだなと思いますね。その他に注目している分野はありますか?
高橋:Wonder.3さんとコラボさせていただくうえで、一つ注目しているのは、AIと仮想現実(VR)の融合です。これにより、従来の映像制作では表現しきれなかった没入感のある体験が提供可能になります。また、先ほど堀から話があったように、視聴者の好みに合わせたパーソナライズされた映像体験も実現できると考えています。
BIZENニキ:そのような技術が実用可能になり拡大していく先には、リアルで行われているイベントなどをVR上で再現しお客様からのリアルタイムの応答もAIが担うなど多方面での展開も考えられそうですね。Wonder.3はインフルエンサーやVTuberを起用したファンマーケティングの文脈においてもプランニング・ご提案をさせていただいているので、掛け合わせることでまた新たな価値を生み出せそうです!
堀:はい!そのような大掛かりになってしまうようなものでも、サステナビリティにも配慮した制作が可能になるのが生成AIを活用する強みでもあります。生成AIを活用しWEB上で展開することで、従来必要だった物理的なリソースを削減でき、環境負荷の低いプロジェクト運営が可能になります。
BIZENニキ:生成AI動画が映像制作業界の未来をどう変えていくのか、非常に楽しみです。Wonder.3としても、スムージースタジオさんと共に、広告だけでなく、社会課題を解決するクリエイティブを生み出していきたいと思います。本日はありがとうございました。
高橋・堀:ありがとうございました。

株式会社スムージースタジオについて
株式会社スムージースタジオは、「AIで世界中の今をスムーズに」をミッションに掲げ、業務アシスタントとしてのAI利用を特別なことではなく、一般的なものへと変化させるべくサービを提供しています。
日常業務から専門業務までワンストップで効率化するAIソリューションプラットフォーム『Universal AI』や、依頼事項に応じた生成AI開発、生成AI動画などのサービスを提供しています。